一般社団法人近畿トラック協会

物流を簡単に言うと、モノを作る生産者から消費者までの移動のことを意味します。
農家の人が作ったお米や野菜、工場で作られた自動車やテレビ、学校で使っている文具もみんなのところにくるまでには、物流という仕組みを必ず通るものなのですよ。
国内貨物の量は約48億トン、その貨物輸送の約9割がトラックによるもので日本の貨物のほとんどはトラックが運んでいるのです。

みんなにとって身近な輸送サービスといえば宅配便ですね。最近はインターネット通販で簡単に買い物ができるけれども、商品が家に届くのも宅配便のおかげなのですよ。今では宅配便の個数は年間42億個を超えています。

トラックは乗用車に比べて車体が大きいから、一度事故を起こしてしまうと大きな事故になってしまいます。
なので、トラック運送業界では交通安全を最優先に考え「交通事故ゼロ」を目指して様々な取り組みを行っています。また最近では自動ブレーキや後方カメラの搭載などトラックの安全性能は確実に向上しています。

トラックはプレートの色によって分けられています。緑ナンバーは他の人の荷物をお金をもらって運ぶ「営業用」。白ナンバーは自分の会社の荷物を運ぶ「自家用」トラックです。日本のトラックの車両数はおよそ759万台。そのうち自家用の白ナンバーが約81％、営業用の緑ナンバーのトラックは約19％という割合です。でも緑ナンバーのトラックは少ない台数でも、とても多くのものを運んでいるから輸送効率が非常に高いのです。